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017. 心と体をつなげる、グラウンディングオイル 「パチュリ」

甘くスモーキーで土の香りを彷彿とさせるパチュリオイルは香水のブレンドにもよく用いられますが、好き嫌いの分かれる香りだと思います。
私もアロマテラピーを始めた当初はこのパチュリの香りが土くさくどっしりと重く感じられて、どういう風に扱えば(ブレンドすれば)よいかわからず苦手な香りだったのですが、今では好きな香りの一つに入っています。
特にローズとブレンドするとローズの香りを安定させ引き立たせてくれるオイルだと思います。
とても粘度が高くて自己主張の強い香りなのでブレンドする際にはごく少量から少しずつブレンドしてみてくださいね。

パチュリにはおもしろい逸話があります。
19世紀当時、ヨーロッパと中東やインド・中国など東方諸国との間で様々な交易が盛んでした。
特に織物は高品質でヨーロッパの人々に大変人気が高いものでした。
その東方からはるばる運ばれてくるカーペットや織物・布地・服飾製品にはパチュリのハーブが防虫剤として、また香りづけとして敷き詰められていたことから、パチュリの香りがするイコール東方からの品と認識されていました。
そのためフランスなどでは商人が自国で生産した織物製品にパチュリのハーブを敷き詰め、いかにもその製品が東方からのものだと思わせて販売していたと言います。

パチュリのエッセンシャルオイルは、お肌にとても効果的なオイルです。
皮膚再生・瘢痕形成に効果の高いオイルですので日々のスキンケアにはもちろん、切り傷やあかぎれ、湿疹、感染性の皮膚炎などの皮膚疾患などにも幅広く活躍してくれます。
またその温かくてほっとさせてくれる優しい香りはメンタル面への効果も高く、心を穏やかにしてくれ、ストレスからくる不安感や鬱鬱とした気分を取り去ってくれます。

サトル・アロマテラピーとしてパチュリは第1チャクラ(The root chakra)に関連が深く、一言で言うと「グラウンディングのためのオイル」です。
スピリチュアルを学ぶ人がどうしても一度は陥ってしまいがちな、精神世界にどっぷりと嵌ってしまって現実の生活が見えなくなってしまう、現実がつまらなく感じてしまう、そういう人々にパチュリは、夢見がちになった心と、現実の身体をつなげて大地にしっかりとグラウンディングしてくれるオイルと言えます。
また、第2チャクラ(The sacral chakra)とも関連があり、イランイランやジャスミンなどと同様に催淫作用があると言われています。
特にパチュリは考えすぎやストレス、不安感から性生活に対して開放的になれない人に対して、心を穏やかに解放し、官能への欲求を高めてくれます。

●官能を高めるバスオイル
仕事のしずぎで心も身体も疲労困憊、パートナーとの関係が希薄になってしまっている、毎日家に帰っても寝るだけ、そんな生活になってしまっていませんか?
そういう人はぜひこのバスオイルで気分をUpしてみてください。
第15回でご紹介したスイート・オレンジとブレンドして元気&官能的な気分を高めてみましょう!

<用意するもの>
パチュリ・・・1滴
イランイラン・・・1滴
スィート・オレンジ・・・3滴
スイートアーモンドオイル・・・小さじ1

材料をよく混ぜ合わせ、入浴直前にバスタブに入れてよくかき混ぜてください。